山隈の家、無事に上棟を終えました。ご近所の方々、ご家族の職場の方やお子さまのご友人家族など、多くの方にご参加いただきました。大人はもちろん、子どもたちも多く集まった上棟式。餅まきに加え、駄菓子も用意し、笑顔に包まれるひとときとなりました。
幼い頃の記憶は、やがてその人の暮らしの原風景になっていきます。この日に立ち会った子どもたちもまた、いつか自分の住まいを考えるとき、この日のにぎわいを思い出し、暮らしのかたちへとつないでいくのでしょう。上棟という節目を通して、住まいは家族だけのものではなく、地域や人との関わりの中で育まれていくものだと感じます。
原口想建とご家族、そしてご近所の方々。
それぞれがゆるやかにつながり、ひとつの輪となることで、これからの暮らしはより豊かなものになっていきます。
上棟を終え、屋根がかかり、住まいの輪郭が少しずつ現れてきました。田んぼや畑を渡る風が、ゆるやかな勾配の屋根をすり抜けていきます。
つくるというより、もともとそこに在ったかのように。
周囲の風景と調和しながら、静かにかたちを整えていきます。田んぼや畑を渡る風。鳥の声や、遠くで動く気配。朝と夕で変わる光の角度、肌で感じる季節の移ろい。
そうした自然の重なりが、この場所の暮らしをつくっていきます。