小石原の家、ひとつずつ造りあげた素材が重なり、空間へと仕上がり、いよいよ暮らしへと繋がっていきます。
住まいのまわりに広がる木々。その緑の中に佇む外壁には、土佐漆喰を塗り重ねました。
深い黒の奥に、緑や藍を宿したような色の揺らぎ。均一ではない豊かな表情が、周囲の木々や光によって少しずつ違った姿を見せてくれます。
室内もまた、木や土、焼き物などそれぞれの素材が持つ表情を大切に。
壁や天井には左官の手仕事が残り、光が差し込むことで塗り重ねた跡やわずかな凹凸が浮かび上がります。
そしてキッチンの壁には、施主様が自らつくられた焼き物を。
一枚一枚、色や表情の異なる焼き物を並べ、壁一面へと仕上げていきました。
玄関にも施主様がつくられた陶板を取り入れ、洗面や照明など、住まいのさまざまな場所にこれまで培ってきた手仕事が息づいています。
つくる人の手から生まれたものが、今度は日々の暮らしの中で使われ、触れられ、少しずつ時間を重ねていく。
住まいをつくることと、ものをつくること。
その二つが自然と重なりながら、この場所、このご家族だからこその暮らしが形になってきました。
九月十二日(土)には、小石原の家にて完成見学会を行います。
写真だけでは伝わりきらない焼き物の一枚一枚の表情や、左官の手跡、木の質感、窓の向こうに広がる木々とのつながり。
ひとつずつ素材と向き合い、手を動かしながらつくってきた住まいを、ぜひこの場所で感じていただければと思います。見学会のご予約は下記URLからお願いいたします。https://haraguchisouken.com/event/openhouse_0912/