東峰村小石原の家では、完成に向けて、住まいの空気を整える仕上げの工程が進んでいます。
お風呂場はフォークリートを、職人が一面一面塗り重ねていきます。
原口想建では、特別な素材というより、住まいの空気を整える仕上げとして、自然と取り入れてきました。
現場で表情を確かめ、必要に応じて手を加えながら、一つひとつ整えていきます。
この空間づくりは、私たちだけで完結するものではありません。
窯元でもある施主様と、全体の空間を思い描きながら、一つひとつの素材を重ねています。
キッチンの壁を彩るタイルは、この住まいのために施主様が手がけたもの。
玄関ポーチに敷かれる陶板は、作品づくりの過程で敷板として使われ、炎や灰によって自然と生まれた表情を持つ一枚一枚です。
ランプシェードや洗面鉢も、施主様の手から生まれたものを空間へと取り入れていきます。
住まいと作陶。
互いの素材や質感、光の映り方を確かめながら、それぞれの居場所を整えていく。
原口想建と、窯元でもある施主様。
同じ景色を思い描きながら、一つひとつの手仕事を重ね、この場所だからこその場を共に想建中です。