山家の家が、暮らしのかたちへと近づいてきました。お子様とお父様、ご家族で愉しむ鑑賞空間を、一緒に壁塗りを行いました。自然素材の塗料を使い、コテやローラーを手に取りながら、少しずつ、ご家族の色へと重ねていきます。
触れて、考えて、また触れて。その繰り返しの中で、色だけでなく、愛着も深まっていきます。
完成されたものを受け取るのではなく、未完成の余白を、一緒に育てていくこと。
そこに、ご家族それぞれの暮らしの輪郭が、少しずつ立ち上がっていきます。
入り巾木の壁や、節無しを揃えた天井、床に静かに納められたコンセント。見せるためではなく、触れたときに感じる心地よさを大切に。桜が散り、次の季節へと移ろう中で、紫陽花の気配や、かえるの声も、少しずつ近づいてきます。この場所に流れる時間とともに、住まいもまた、ゆっくりと育っていくように。本日も想建中です。