大刀洗の家、外観の杉板が僅かな幅を保ちながら、一枚ずつ等間隔に並べていきます。節なしの杉板、これからの暮らしと共に過ごし、四季による伸縮を見越して余白を残します。詰めすぎてしまうと、湿度によっては、木の膨らみが生じ、干渉し反りなどの原因になることもあります。そういった変化も考慮し節なしの杉板の印象をより、洗練された印象に。
また玄関の照明は、ドア横に配置し軒天の流れの美しさを保ちます。手元や玄関の照らすことだけでなく、空間の表情の灯りとして捉えていきます。夕方や夜は、大刀洗の家ならではの表情をより豊かにしていきます。
キッチン、リビングでは構造ができ、それぞれの空間の幅の広がりがカタチになってきました。よりリビングの空間が広く感じるように、ダクトの配管を調整し、キッチン部分まで吹き抜けを取り入れています。キッチン右から差し込む窓の灯りは、梁や棚を照し影が生まれ、家の中で一日の流れを感じます。ミリ単位のつくりの幅で、暮らしを想建していきます。そして、一日一日「できないが、できる。」の幅を増やし、シン・注文住宅へと繋げていきます。