ご近所からお問い合わせいただいていましたお家の現地調査に向かいました。
還暦、退職を堺に空き家になった実家に戻ってくるので住める状態にしたいという内容でした。
様々な方面の人生経験者からいただいた『最善策』に耳を傾けて考えている様子でしたが、かえって悩みは膨らんでいる様子でした。
建て替えてしまうのか?単純に予算だけでないような気がしながら、採寸の為家中をメモ取って歩いていました。
アルバムというのは閉じてしまって開く時がくるのが、よく誰か亡くなった時であったり、その時に思い出に浸るものです。今回お邪魔したお家は壁一面に節目の時よ写真や、手紙が貼ってました。
どの写真もその当時のお家の前で撮った写真達で、家が家族から愛されてるように感じました。
『最善策』と銘打ってアドバイスするプロも、経験者達も、このご家族の歩み(歴史)をどれだけ理解して、、目で見て確認してアドバイスをしているだろうか?と考えさせられました。
「建て替えが得する。売れる、更地が売り易い、」
不安な人にとってどれも正解のように聞こえてきます。
『プライスレス』という言葉があるように、反対に『資産価値』という言葉が在ります。
誰にとっても価値のあるものをそんなに必死に手に入れ、求めなければならないのでしょうか。
原口想建は建て替えたらもう思い出に戻れないと思い、簡単な道(建て替え)は絶って、残して活かす『リノベーション』に選択を絞ったのでした。
来月ご提案です。これまでの歩み、これからの歩みを繋げて心を整理して、、過去に触れながら、今を愉しんでいただけたら嬉しいです。
本日も、日々是好日〜