規格住宅、注文住宅、建売住宅それぞれの特徴とその比較

2022/07/25

規格住宅と注文・建売住宅の特徴って?

住宅には、規格住宅と注文住宅、建売住宅の3種類があります。それぞれ自由度・費用・工期などに違いがあり、比較すると以下のようになります。

規格住宅(規格型住宅)

規格住宅はあらかじめ仕様や間取りなどが規格されている住宅のこと。自由度と費用や工期は注文住宅と建売住宅の間ぐらいですが、各社のプランによって開きがあり、「自由度が高いのに安い」といった商品も存在します。

注文住宅に比べてプランニングの手間が省けてローコストなため、デザインや間取り、素材などにはある程度こだわりたいがあまりお金をかけられない、早く新しいお家に住みたいという方におすすめです。

注文住宅

注文住宅は仕様から間取り、デザインまで自由に設計することができる住宅のこと。「オーダーメイド住宅」とも言い、自由度は高いですが、その分費用や工期は嵩む傾向にあります。

注文住宅の一種として、水回りやキッチン設備などの一部のみが選択式になっている「セミオーダー住宅」と呼ばれる住宅も存在します。

構造上・法律上の制限以外は間取り・デザイン・素材ともすべてを自由に設計できるため、人とは違う家に住みたい、どうしても叶えたいこだわりがあるという方におすすめです。

建売住宅

建売住宅はすでに完成した住宅を販売するもので、分譲住宅とも言います。建築済みの住宅なので自由度は低いものの、安価ですぐ入居できる手軽な住まいです。

予算が限られている方、早く入居したい方、デザインや間取りなどに強いこだわりが無い方におすすめです。

注文住宅の特徴

注文住宅とは?

注文住宅とは、購入した土地または持っている土地に自由に設計して建てる一戸建て住宅のこと。注文住宅はオーダーによって「フルオーダー」と「セミオーダー」の2種類があります。

フルオーダー住宅

建物の仕様から設備、内装まですべて自分で決めることができるのがフルオーダー住宅。自分たちの理想の家づくりが可能です。自由度が最も高い住宅ですが、その分費用は高額になります。

セミオーダー住宅

水回りなどの一部の設備を指定されたものから選ぶ形式になっているのがセミオーダー住宅。フルオーダーに比べてコストを抑えることができますが、自由度は少し劣ります。

デザイン・設計の特徴

注文住宅のいちばんの魅力は、デザイン・設計が自由であること。

例えば外観であれば、和風・洋風・モダンなど、イメージした姿をそのまま叶えることが可能です。素材選びも自由ですから、和風の場合は木や竹といった日本の伝統的な素材を用い、洋風の場合は海外の住宅のようなレンガ造りやタイル張りのお家にすることもできます。

外観デザインをイメージ通りにするコツは、建物の形や色を明確に決めておき、多くを占める外壁に用いる素材にこだわること。失敗しないためには、写真やイラストをあらかじめ用意し、自分が住みたい家についてできるだけ具体的なイメージを伝えるのが大切です。

外観には塀や門、庭なども含まれますが、予算を残しておくのをつい忘れがちになるのが外構の工事費用。外構工事費は建築費用の10%が目安といわれており、それ以上削ってしまうと家とのバランスが合わず貧相になってしまうため、バランスを考えた予算配分を心掛けましょう。

内装のデザインももちろん自由。フローリングの色や素材、壁材、照明などをあらかじめ決めておくとスムーズです。インスタグラムや雑誌などから希望のイメージを選び、画像を提示できるようにしておくとよいでしょう。

家具や家電の配置に影響するため、コンセントの場所と数は「どこに何の家具・家電を置くのか」を想定して決めましょう。また、完全自由設計ではあるものの、一般家屋のキッチンは火器使用室と定義されており、コンロの周囲は特定不燃材を用いるといった制限があるため、内装や配置を決める際には注意して下さい。

設備の特徴

注文住宅なら、以下のような設備を自由に選ぶことができます。

  • 食器洗い乾燥機
  • 浄水器付水栓:浄水器をつけることで、ペットボトルの水の購入やウォーターサーバーの設置が必要なくなるというメリットがあります。
  • 多機能水栓:手をかざすだけで水が出る「タッチレス水栓」は手が汚れているときでも蛇口周りを汚す心配がなく、水道代の節約にもなります。
  • 浴室暖房乾燥機:雨などの影響で洗濯物を外に干せない時に便利です。
  • お湯が冷めにくい浴槽:数時間たっても温度低下が少ないため、追い炊きの必要がなく光熱費を抑えることができます。
  • トイレ内の手洗いカウンター:トイレ内に手洗いカウンターを設置しておくと、わざわざトイレ後に洗面所まで行く必要がありません。
  • タンクレストイレ:水栓式の便器からタンクが無くなったタンクレストイレは見た目がスッキリするだけでなく、ほこりがたまりにくく掃除がしやすくなります。
  • フチなし便器:汚れがたまりやすい便座のフチ裏が排除されたフチなし便器は、トイレ掃除が格段に楽になります。
  • 洗面所のタオルハンガー:衛生面から家族の人数分のタオルをかけたい方におすすめです。
  • ダウンライト:ダウンライトは天井に光源を埋め込んだ照明のことで、天井が高く見えるため、狭くなりがちな場所もすっきりと見せることができます。玄関やリビングなど来客の目に触れ、広く見せたい場所に設置すると良いでしょう。
  • パントリー:パントリーは食品や日用品などをストックする置き場のこと。たくさんの食品や日用品をストックできるため、災害時の備蓄なども可能です。
  • 床暖房:床暖房があると、エアコンと併せて効率よく温めることができ、冬場には重宝します。

費用相場

注文住宅の費用相場はフルオーダー、セミオーダーによって異なりますが、全国の平均は約4,397万円(約34坪/土地代込み)で、坪単価はおよそ129万円となっています。

※参照:住宅金融支援機構「2020年度 フラット35利用者調査」 (https://www.jhf.go.jp/files/400357456.pdf)

メリットとデメリット

注文住宅のメリットはフルオーダー・セミオーダーで違いがあります。フルオーダーの場合は間取りから設備まですべて自由に決められるので、理想的な家づくりが可能な点が最大のメリット。セミオーダーの場合はフルオーダーに比べて自由度は下がるものの、選択式になるのは一部のみなので、一定以上の自由度があるのがメリットです。

デメリットは、費用・工期・実物確認の3点。費用に関して、特にフルオーダー住宅の場合は希望によっては予算オーバーになってしまう恐れがあるため、住宅施工会社や建築士と一緒に予算内で何を採用して何を諦めるのかを精査しなければなりません。オリジナルの家にこだわりすぎると設計が複雑になり、工期が予想以上にかかるケースもあります。

また、当然ですが注文住宅はゼロから造りあげるため、購入前に実物の確認はできません。間取り図やパースなどでイメージを膨らませながらプランニングを行うことになりますが、完成してみるとイメージと違った…となってしまうことも起こりえます。

購入までの流れ

注文住宅の検討から購入、施工までの流れと期間は以下の通りです。

  1. 予算検討とイメージ作り
  2. ハウスメーカー選び・土地探し
  3. 間取りプランの提案と見積りの提示
  4. 工事請負契約
  5. 詳細な打ち合わせ・プランの決定
  6. 着工
  7. 竣工・引き渡し

①~③までの期間は2~3ヶ月、⑥、⑦までにかかる期間は約4~6ヶ月。トータルでは短くても9か月、長いと1年以上はかかります。間取りやデザインにこだわりがあると打ち合わせや施工に思った以上に時間がかかる場合があるため、希望の完成時期があるなら早めに動くことが大切です。

建売住宅・規格住宅との違い

規格住宅と注文住宅の違い

規格住宅も内装や外観などを自由に選択することができますが、一部の設備はプラン内から選択することになります。その分、費用と工期については安価になるでしょう。

建売住宅と注文住宅の違い

建売住宅はすでに完成した住宅なので、即購入・即入居が可能。コストも抑えられますが、内装や外観などを自分好みにアレンジしたい場合はリノベーション費用が別にかかります。また、建築済みのため、構造や基礎工事などの目に見えない部分の品質チェックをするのは困難です。

建売住宅の特徴

建売住宅とは?

建売住宅とは、完成または完成予定の建物と土地をセットで購入できる形態のこと。建売住宅の一種に「分譲住宅」がありますが、分譲住宅は分譲地(分譲住宅地)に建てられた住宅を指し、デザインや仕様などに一体感を持たせた住宅を分譲地に複数建築して販売している点が特徴です。

デザイン・設計の特徴

建売住宅(分譲住宅)は自分で外観や内装などのデザインを選ぶことができませんが、あらかじめ完成している住宅なので、完成形を見て好みの物を選ぶことができます。

デザイナーが設計をした「デザイナーズ住宅」も建売で販売している場合があるため、おしゃれな家に住みたい方は、デザイナーが設計している建売住宅を取り扱っている住宅会社に相談してみるのもよいでしょう。

設備の特徴

建売住宅にはキッチンやバス、トイレなどの基本的な設備は用意されていますが、網戸やカーテンレールなどはオプション扱いで別途費用がかかる場合があります。

オプションの工事の費用相場は50~150万円程度ですが、中には300万円以上かけて設備を増やしている人も。販売されている仕様からグレードアップ・設備を追加したい場合は、購入前に住宅会社に相談するようにしましょう。また、自分で設備をDIYしたり、入居後に業者に頼んで設置してもらうという方法もあります。

費用相場

建売住宅の費用相場は平均で約3,495万円(約31坪/土地代込み)で、坪単価は約113万円。)このほか、建売住宅で忘れがちなのが諸費用で、仲介手数料・住宅ローン関連の手数料・登記関連の費用・税金・火災保険料などがかかります。また、希望によっては購入後に設備のリノベーションなどの費用がかかる場合があるため、物件価格に何が含まれているのかを確認するようにしましょう。

※参照:住宅金融支援機構「2020年度 フラット35利用者調査」(https://www.jhf.go.jp/files/400357456.pdf)

メリットとデメリット

建売住宅のメリットの1つは、設備や内装などをまとめて発注、建築するため無駄なコストがかからず、建築費が抑えられること。このメリットは建売住宅・分譲住宅ともに同じですが、分譲住宅の場合は分譲地にデザインが統一された家を数棟建てるため、デザインに多少の選択肢がある建売住宅とは異なります。また、購入前にモデルルームで外観や内装、設備まで確認することができるため、引き渡し後の齟齬が殆ど無いのも魅力です。

デメリットとしては、完成した住宅なので間取りなどを自分好みにするのは不可能だという点。完成形ゆえ目に見えない部分の品質チェックが難しく、実際に住んだら思わぬトラブルに遭遇してしまう…という可能性も捨てきれません。

購入までの流れ

建売住宅の購入から引き渡しまでの流れは以下の通りです。

  1. 賃貸住宅と同様に、インターネットや広告などで物件を探す
  2. 気に入った物件が見つかったら見学する
  3. 売買契約を行い、引っ越し・入居

契約から引っ越し・入居までの間は住宅ローンの審査があり、問題がなければ引き渡しとなります。

購入の際は不動産仲介会社の仲介料や住宅ローンの契約、その他物件の所有権の手続きなどで時間がかかるため、購入から入居までは最低でも1ヵ月はかかると考えておきましょう。

注文住宅・規格住宅との違い

注文住宅と建売住宅の違い

間取りや設備、デザイン、素材などが自由に選べるのが注文住宅の特徴ですが、建売住宅は完成形のため一から組み合わせを選ぶことはできません。注文住宅の場合は費用と工期が掛かりますが、建売住宅は購入~入居までがかなり短いのも大きな違いです。

規格住宅と建売住宅の違い

注文住宅と同じく自由度では建売住宅が劣りますが、費用と工期は建売住宅が勝ります。ただ、最近では建売住宅に近い価格で建てられる規格住宅を販売している会社もあるため、希望やこだわりを反映させたい人は検討してみる価値があるでしょう。

規格住宅の特徴

規格住宅とは?

規格住宅とは、あらかじめ用意されたプランをもとに好みの設備やデザインを選んで建てる住宅のことで、規格型住宅・企画住宅とも言います。すでに設計済みで耐震構造計算なども済んでいるので、注文住宅よりも手間や時間がかからずに、自分たちらしさも取り入れた家を建てることができます。

デザイン・設計の特徴

規格住宅のデザイン・設計は、あらかじめ用意された間取りによって建材や設備、内装などの選択肢が定まっており、注文住宅に比べて自由度は劣ります。ですが、プロが設計したパッケージの中から自由に選ぶことができるため、一定以上のデザイン性や住みやすさを手軽に得ることができるのが魅力です。費用も安く、完成までの時間も短いので、自分好みの家を費用を抑えて建てたいという方におすすめです。

設備の特徴

規格住宅の設備は、あらかじめ用意されたパッケージの中から選ぶことができます。バスやトイレ、キッチンなどの基本的な設備はもちろん網羅されていますが、各社のプランによって標準装備(プランに含まれているもの)とオプションの範囲が異なるため、事前に調べておく必要があります。

費用相場

規格住宅なら、建売住宅よりこだわりを反映させた家を、注文住宅よりも安く建てることが可能です。

注文住宅や建売住宅と同じデータ(フラット35利用者調査)には「規格住宅」の記載が無かったため、比較対象となる総額や広さ、坪単価は不明でした。

他のサイトをいくつか調べてみたところ、「施工費用の坪単価が約40~60万円」といった相場感のようですが、これは土地代を省いた坪単価なのでご注意ください。

メリットとデメリット

規格住宅の大きなメリットは、プロが設計・デザインした住みやすくデザイン性にも優れた家を、組み合わせを選ぶだけで手に入れられるという点でしょう。また、あらかじめ決まった規格から組みわせるため、一から設計・デザインする注文住宅に比べて必要な費用が明確で、予算に合わせた家づくりができるのも魅力のひとつ。工期も短く、理想の家を手軽に・安く・早く建てられるという、注文住宅と建売住宅のメリットを兼ね合わせているのが規格住宅といえます。

デメリットとしては、基本的な規格が決まっているため、土地の形状によっては規格と合わず建築が難しい場合があるということが挙げられます。

購入までの流れ

規格住宅の購入から完成までの流れは以下の通りです。

  1. 情報収集
  2. 気に入ったプランについて相談
  3. 外観等を選択して具体的な組み合わせを決めた後、見積りの提示
  4. 建築請負契約
  5. 着工(工期は3~4ヶ月)
  6. 竣工・引き渡し

このほか、住宅ローンの手続きや審査などの手続きをしなければならないため、購入から入居まではだいたい6ヶ月程度の期間がかかると見ておきましょう。

注文住宅・建売住宅との違い

注文住宅と規格住宅の違い

規格住宅はプランの中から選択する形式ですが、注文住宅は間取りや設備、デザインをすべて自由に選べます。ただし、その分打合せの回数が多く、完成までの期間も長くかかり、費用も高額になる傾向があります。

建売住宅と規格住宅の違い

デザインや間取りの自由度が無いのが規格住宅と建売住宅の大きな違い。ただし、建売住宅はすでに建築された(あるいは建築予定の)家なので、契約・購入・入居がスピーディーにできます。費用面では建売住宅の方が規格住宅より安価なことが多いのですが、プランによっては良心的な価格で売り出している規格住宅もあるため、予算内でできるだけ希望を取り入れた家を建てたい方は各社の規格住宅を比較検討してみましょう。

自分に合う住宅は、注文・規格・建売のどれ?

できるだけ間取りやデザインの希望を叶えつつ、価格は抑えたい…というのが、住まいを建てる際に多くの方が思うところでしょう。

そんな希望を叶えるのが、福岡県にある住宅会社・原口想建の規格住宅「レディ・メイド」。規格住宅でありながらオーダーメイドのように自由に設計でき、注文住宅に比べてコストを20~25%も抑えることができるという、施主様の望みに寄り添ったプランです。

この規格住宅は、長年の注文住宅の実績から生まれたもの。多くの施主様の理想を叶えて来た経験から、住みやすくデザイン性や性能にも優れた規格を生み出すことができたのです。

完全オリジナルでゼロから作り上げる注文住宅と、決まったデザインからセレクトできる規格住宅でお迷いの方のために、簡単な質問に3~4つ答えるだけで向いている家が分かる「YesNo-Chart診断」をご用意しています。ぜひ試して、参考にしてみてください。

無料相談会実施中

毎週土曜日に無料相談会を実施しています。
(要予約)

お気軽にお問い合わせください

無料相談を予約する